2009/10/17

今日の一枚

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B.B. King "One Kind Flavor" (2008)

最近の B.B. King のアルバムはあまり楽しめなかったのですが、なんと大当たりですよ。

ゲスト主体のアルバムは話題にもなるし、それなりに楽しめるのですが、いきすぎるとつまらない面があるのも確か。

それがこのアルバムでは原点回帰。The Jungle の頃のような音が帰ってきました。しかし、80 歳をすぎて、未だにこれだけ弾き、歌うというのもすごいことです。

このアルバムなにがいいって、Nathern East のウッドベース、Dr. John のピアノ。

Nathern East のウッドベースがカッコいいんです。やっぱりウッドベースいいですよ。そして、そこにからむ Dr. John のピアノ。

そして、なんといってもサポートギターをほとんどおかずに、B.B. King が自分で弾いているところ。

B.B. King って自分が歌っている時は絶対に弾かないんです。だから、歌っている時にギターが入っていればそれはサポートギターの音。

ソロはほとんど B.B. King が自分で弾いてます。結果的に緊張感が保たれ、グルーブ感がとても出ているのではないかと。

ほんとこれはお勧め。

曲も T.-Bone Walker の Waiting for Your Call や、Lonnie Johnson の Tommorrow Night など定番曲が多いのもいいですね。John Lee Hooker の Blues Before Sunrise が入っているのが、ちょっと意外。

個人的にはアップテンポの曲の方がお気に入り。バラードもいいけど、やっぱりブルース然とした曲の方が好きなんです。

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