2010/08/19

今日の一枚

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Willie Dixon "I am the Blues" (1970)

I am the Blues と言い切ってしまうとこっろがすごいなぁ。でも、確かに Willie Dixon は The Blues といってもぜんぜん OK。

Muddy Waters とか Buddy Guy とか Howlin' Wolf のようにフロントに立つことはなくても、彼はブルースにはなくてはならない人。

彼のベースはもちろんだけど、ソングライターとしても忘れられない 1 人。そんな彼が、自作の曲を自分で歌うというアルバム。それも、Hoochie Coochie Man をはじめ、彼の代表曲ばかり。これはすごい。

1 曲目の Back Door Man は Howlin' Wolf の持ち歌。Howlin' Wolf はスローテンポであのだみ声で絞るように歌ってますけど、Willie Dixon はもっとアップテンポでスムースに歌っています。このバージョンもいいなぁ。

I Can't Quit You Baby は Otis Rush の持ち歌。スローブルースでギターがうなる。このギターは Johnny Shines です。

A 面最後は Spooonful。Howlin' Wolf の持ち歌ですけど、それよりも Cream の Spoonful といった方がいいですね。さすがにロックにまで昇華した Cream の Spoonful はすばらしいんですけど、この素朴な Spoonful もいいものです。

そして、やっぱりこの曲がなくちゃというのが、(I'm Your) Hoochie Coochie Man。Muddy Waters の大ヒット曲であり、その後何人の人がカバーしたか分からないぐらいブルースではスタンダードな曲。Muddy Waters が大好きな櫻庭は、やっぱり Muddy のバージョンが好きですけど (Muddy も何回もレコーディングしてますが)、これもいい味出してますね。

やっぱり、Willie Dixon は偉大だ。

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