2 つもセッション持つんじゃないなというのが、今年の Java Day Tokyo の感想。
結局、資料ができていないので、午前中のキーノートは聞けず ><
なので、今回はカメラ係はできませんでした。まぁ、しかたない。
さて、午後一のセッションは JavaFX です。
FXML for Structure, CSS for Styling, and JavaFX as Standard GUI Library
今回の Java Day Tokyo は JavaFX 使いの Simon Ritter や Angela Caicedo、そして Stephen Chin も参加されるので、当然ながら他にも JavaFX のセッションがあるだろうと思っていました。
だから、寺田さんにはあるトピックを深く解説するなセッションを提案しました。アニメーションとか、サンプルの使い勝手や見た目をよくしていくようなセッション (JavaOne の Extream GUI Makeover 的なセッション) などです。
ところが、寺田さんからはもうちょっとジェネラルな話題にしてくれないかということなので、FXML と CSS になったのです。
で、タイムテーブルが公開されてみたら、JavaFX のセッションは私のセッションだけ!!
どうりでジェネラルな話といっていたわけが分かりました。でも、本来であればジェネラルな話は Oracle の人がやるべきだと思うんですけどね。
で、発表資料です。
当日の Togetter はこちら。
簡単にいえば、もう Java で GUI 書くのやめようよというのが、発表の趣旨です。
GUI の構造は FXML で書けるし、スタイリングは CSS でできるわけですから。特に FXML はぜひ使ってほしいと思っています。
ところが、ちまたに出回っている本 (ほとんどが英語ですが...) では FXML の扱いが少ないんですよね。FXML の方がメインのはずなのに。
FXML を使うとローカライズも簡単だし、カスタムコントロールを書くのも簡単です。
FXML に時間を使ってしまったので、CSS はちょっと少なめにしました。
JavaFX の CSS はいろいろとクセがあるので、使うのは気をつけなくてはいけません。基本的に JavaFX のノードのプロパティが CSS の属性名になっているので、しかたないところはあるのですが。
問題なのは、CSS のリファレンス が網羅的になっていないところ。これを読んでも、すべての CSS に言及しているわけではないというのがつらいです。
結局、Scene Builder の CSS Analyzer で確認しながら、CSS を書いていくということになりがち。
ここらへんは、もうちょっとどうにかしてくれないかなぁ。
さて、セッションですが、事前登録では満席にはならなかったものの、蓋を開けてみたら立ち見の人まで。ほんとありがとうございます。
後で、CSS をもうちょっとやってほしかったというコメントをいただいたので、次回はもうちょっと CSS をつっこんで説明したいと思います!!
Project Lambda ハンズオン - ラムダ道場
続いてのセッションはハンズオンです。昨年からいろいろなところでやっている Project Lambda のハンズオンであるラムダ道場を、Java Day Tokyo でもというわけです。
でも、資料はかなり手を入れました。特に前半のラムダ式に関係する部分は、単にラムダ式に書きかえてというだけではなく、もうちょっと意味のあることをやるようにしました。
資料やサンプルのソースは GitHub にあげてあります。
GitHub Lambda Dojo
Togetter はこちら。
ハンズオンなので、参加者に手を動かしてもらうわけです。ラムダ道場は既存の Java の書き方で書かれたコードを Project Lambda を使用した新しいスタイルで書き直すということをやってもらいました。
当日は以下の 3 人にお手伝いいただきました。ありがとうございました!!
また、私を含めた 4 人の中で IntelliJ IDEA にたけている人がいなかったので、
にも急遽ヘルプしてもらいました。ありがとうございます。
ハンズオンは特にトラブルもなく、無事に済んでよかったです。
また、途中 reduce メソッドで平均を求めた場合と、collect メソッドに引数に Collectors.averagingDouble メソッドを使用した場合で結果が異なることが分かったりなど発見もあったのがおもしろかったです。これについては @bitter_fox さんが blog にまとめてあります。
個人的な反省としては、Q&A でちょっと難しい話にふりすぎて、初心者が引いてしまったところがあったのではないかということです。どうしても、モナドの話とかになってしまうと、知らない人にはなんのこっちゃになってしまうところがあったのではないかということです。
だからといって、すべての質問に対して、分かっている人への答えに加えて、知らない人への答えをいえるほど自分でも分かっているかといわれると、ちょっと厳しいなぁというのがほんとのところですが...
私自身ももっと勉強しないと!
最後にスピーカーとして参加した感想を書いておきます。
今回の Java Day Tokyo は、今までスピーカーとして参加した Sun もしくは Oracle が主催のイベントの中で、もっとも事務局がおそまつでした。
事務局が参加者の方を向いていないで、Oracle の方しか見ていないという感じ。
いいたいことはいろいろあるんだけど、グチばかりになってしまうので自粛します。やっぱりイベントは裏方重要だなぁとあらためて思いました。