最近、全然映画館で映画を見てませんでした。最後に見たのは JavaOne の時の Shine a Light。ちょっとだけ時間に余裕ができてきたので、さっそく映画館詣で。
Indiana Jones and the Kingdom of The Crystal
なんでインディアナじゃなくて、インディなんだろう。確かに劇中ではインディと呼ばれてますけど、名前なんだからちゃんと表記してあげればいいのに。以前から日本人になじみのない名前だと、なじみのある方に変更してしまう傾向があると思うんですが、よくないと思うなぁ。たとえば、メアリーポピンズ (Mary Popins) とか。決してメリーポピンズじゃないですよ。
やっぱり、John Wiliams のテーマ曲がいいです。このマーチを聴くと血湧き心躍りますね。
でも、クリスタルスカルの謎については????? なんとなく、Indiana Jones ではオカルティックなものはゆるせても、電波系は相いれないような気がします。
前半の墓場のシーンに出てくる現地人が誰なのかとか、なんで急に副学長になれるのかなど、説明不足のところも多いです。敵のキャラクターがいまいちだし......
やっぱりつめこみすぎなんじゃないかなぁ。
Speed Racer
マッハ Go Go、マッハ Go Go、マッハ Go Go Go Go♪ が Go Speed Racer, Go Speed Racer, Go Speed Racer, Go♪ になっているとは思いもしませんでした。しかも、オリジナルは三船剛というカッコイイ名前なのに、Speed Racer なんていう変な名前に。名前が Speed で姓が Racer ですよ。こういう名前をつける感覚はよく分かりません。
まぁ、ウォシャウスキー兄弟がつけたわけではないので、しかたないのですが...
マッハ Go Go は子供の頃に見てたけど、ストリーは全然覚えてません。キャラクターとかはだいたい覚えていますけど、なんであんなムチャクチャなレースしていたのか、全然覚えていないのです。まぁ、そんなものかもしれませんが。
それにしても、元々のアニメの雰囲気はとてもよく表されていますねぇ。もともとタツノコのキャラは濃いので、欧米人が演じるのには全然違和感はないですけど、キャストはピッタリ。文句をつけるとしたら、母親の Susan Sarandon と、トリクシーというかミチ役の Christina Ricci かな。Susan Sarandon は有名すぎて、キャラが合わない様な気がするのです。それにしても、Christina Ricci ってアダムスファミリーの子役ですよね。大きくなったもんだ。
設定はよく分からないところ多数。なんでのこぎりはよくて、スピアフックはダメなんだろう? レーサー X の正体もそんなに簡単に明かさなくても...... まぁ、この映画も細かいところをほじくり返してもしかたない映画なので、気にしないことにしましょう。
しかし、オリジナルはジャンプってそのまま垂直にジャンプするだけだったけど、あんなジャンプをするなんて....
The Chroniclies of Narnia: Prince Caspian
ピーターとカスピアン王子の葛藤の心理描写不足。もうちょっと掘り下げてもいいと思います。全体的に、ストリーが飛ばしているので、描写はあっさり。
まぁ、敵は氷の女王に比べると雑魚なので、描くのは難しいかもしれません。
でも、ストーリーをはしょりすぎで単なる戦争映画になってしまっています。
前作は原作の「ライオンと魔女」に比較的忠実だったのですが、今回はかなり手を入れてます。でも、原作にない、はじめの戦闘シーンはいらないんじゃないかなぁ。それに対応した心理描写がちゃんとなされていないので、なおさら戦争映画になってしまっています。
それにしても、前作からストーリー的には 1 年しか経っていないはずなのに、子供達の成長は早いですね。ターキッシュデライトに夢中になっていた次男のエドが、すっかり大人になってしまっていました。
惜しむらくは、カスピアン王子がカッコイイのに、長女のスーザンが..... 以下省略。
ナルニア三部作で、次は朝びらき丸と銀のいすを合わせたものらしいですが、さいごの戦いじゃないの?
Queen Rock Montreal
Queen の 1981 年のモントリオールのライブをデジタルスキャンしたもの。これはなかなかすごいです。さすがに鮮明というわけでもないし、ノイズがすべてとれているわけでもないですけど、それでもいいんです。
しかし、みんなのファッションは 80 年代ですねぇ。Freddie Mercurry とベースの John Deacon が GUESS のジーンズをはいているのですが、なぜか左後ろポケットに GUESS の三角マークが。普通、右後ろポケットなんだけど、なぜなんでしょう?
まぁ、それはさておき、このライブ、なんといってもすごいのはサポートミュージシャンがいないということ。絶頂期の Queen なんだから、サポートミュージシャンを使うのは当たり前のような気もしますが、あえて使わないのでしょう。
だから、Freddie Marcurry もピアノを弾くし、Brian May もギターを抱えながらピアノを弾いています。Freddie のピアノは荒削り。Brian の方がピアノはうまいです。
サポートミュージシャンがいないのでしかたがないのですが、Bohemian Rhapsody の中間部のコーラスはレコードのもの。これだけはちょっと残念。
Brain May はエコーを何段階にもかけてフィードバックさせたノイジーな音で弾きまくる。Roger Meddows Taylor もティンパニーまで引っぱり出して、叩きまくってます。
映像的には特筆することはないのですが、彼らのパワフルなステージは見る価値ありです。映画が終わって拍手が起こった映画というのも少ないかも。
Tenacious D in the Pick of Destiny
Jack Black のお馬鹿映画。でも、こういうの好き。
たわいもないストーリーだし、あらも多いけど、楽しいですよ。Jack Black も Kyle Gass もそのままの名前で登場。というか、本当に彼らは Tenacious D 名義でバンド活動しているし。ギターもちゃんと弾いてます。ロックといっている割にはほとんどアコギですが。すごいと思ったのは、曲作りもこの 2 人がほとんどやっているということ。ちゃんとやっているんですね。
個人的に一番うけたのはエンドクレジットが終わった後のシーン。エンドクレジットで帰っちゃった人はこんなシーンがあるなんて知ったら残念がるでしょうね。
ちなみに、映画館でギターピックもらえます。