朝、駅に行ったら小田急線が止まっていた。多摩川を渡る橋で風速 25m/s を超えたため、停車しているということらしい。
まぁ、しかたないとしばし待つ。それほど混んでいなかったのが幸い。
20 分ほどたって、発車するという。おぉ、すごいぞ小田急線。
ところが、新宿では中央線の快速も各駅停車もすべて止まっている。さすが中央線だ。
とうぶん動かないと見て、会社に電話してから、スタバへ。2 時間近く原稿書き。
10 時過ぎに再び駅に行ってみると、まだ全然動いていない。確かに風は強いのは分かるが、すでに新宿では青空。
会社に電話して、午前半休にしてもらう。
で、これ幸いと、いったのが伊勢丹のイタリア展。
お目当てはミシュラン一つ星の La Fermata (ラ フェルマータ)。もちろん 1 日 50 食限定のタヤリンパスタ フレッシュ白トリュフ入り。
アンティパストは丸ごとたまねぎの詰め物オーブン焼き。ほんとはセカンドピアットも食べたかったのだが、さすがにそこまで時間はない。
でも、ドルチェは食べる。ドルチェは 3 種類。でも、1 つはドモーリのドルチェなので、La Fermata のドルチェは 2 種類。そのうち、ヘーゼルナッツとチョコレートのケーキ ミルクジェラート添えを選択。もちろん、エスプレッソも。
アンティパストの前にグリッシーニ。鶏肉のパテと一緒に食べるのだが、このパテがおいしい。
アンティパストのたまねぎの詰め物オーブン焼きはタマネギの半球を皮もむかずにそのまま器に使った料理。
1 口食べて、甘い。甘いといっても砂糖の甘さではなく、炒めたタマネギの甘さ。オーブンで焼いているので、皮が焦げ、それが香ばしさを醸しだしている。ポルチーニの香りもかぐわしい。
パスタのタヤリンはバターソース。でも、それほどくどくなくさらっとしている。バターだけでなくオリーブオイルも使っているのだろう。
しかし、とてもいいバターの香りがする。それにトリュフのにおいがからみあって、なんともいえない幸せ感が。
おしむらくはトリュフのスライスが薄すぎ。スライスした枚数は減らしていいから、もうちょっと厚みがある方が香りを楽しむのにもいいと思うのだが。
もちろん、もっとトリュフの量を増やしてくれてもいいのだが、それだと値段も跳ねあがるだろうな。
パスタを食べた段階で、シェフの Andrea Ribaldone 氏があいさつに来てくれた。もちろん、私が特別というわけではなく、すべてのお客さんのところを回っているらしい。
今日は平日でお客さんが少ないから、こういうことができるんだろうね。
バターの香りとトリュフの香りのマリアージュがとてもいいと話してみた。といってもイタリア語ができるわけがないので、一緒にいた通訳の人にいったのであるが。
聞いてみたところ、やはりバターだけでなくオリーブオイルも使っているとのこと。ゆで汁も使っているらしい。やはり、バターだけだと重くなりすぎるのだと。
ドルチェのヘーゼルナッツとチョコレートのケーキはもっとジャンドゥーヤっぽいのかと思ったら、意外にも軽い。
エスプレッソはどうやら隣の Guido Gobino (グイドゴビーノ) から持ってきているらしい。ということは Lavazza のコーヒ。
一番奥の席だったので、他のお客さんを観察しているとパスタだけで帰ってしまう人が多い。なんかもったいなし。せっかく来たんだからドルチェまで楽しめばいいのに。
ちなみに午前半休にするつもりだったのだが、台風のせいなので休みにしなくてもよいとのこと。それだったら、全休にすればよかった。