もうひとつ追加でパノラマ。
QuickTime VR 版 (要 QuickTime) |
牛乳を 1 日に 200ml 飲む人は牛乳のヘビーユーザーなのだそうです。そうすると私は Milkholic ということになりそうです。
なんでこんなことをいいだしたかというと、ミルクコミュニティ (メグミルクの会社です) が 「牛乳が好きな人のメグミルク」を発表して、そのプレスリリースに書いてあったからなのです。
プレスリリースによると、「酸素」「熱」「光」による風味劣化を解決したというのです。
確かに「酸素」と「熱」は同意できます。高温殺菌牛乳と低温殺菌牛乳では味が全然違いますから。もちろん、低温の方がおいしいです。
最後の「光」がまちがっているのですよ。ヘビーユーザーは光で風味劣化が起きる前に飲み干してしまうわけですから ^^;;
パッケージを改良して「光」を通さなくすることより、パッケージで考えてもらいたいことがあります。
それは「におい」です。
紙パッケージの「におい」がおいしさをかなり殺いでいると思いませんか。同じ牛乳でもビンに入ったものと、紙パックに入ったものでは味が全然違います。においも味のうちなのです。
ジャージー牛を低温殺菌したビンの牛乳が毎日飲めればいいのですが、そんなことしていたら破産してしまうので、紙パックで飲んでいます。もちろん、ジャージー牛ではないですけど。
だれでもいいからあのにおいをどうにかしてくれないかなぁ。
今日のニュースで一番びっくりしたのが、ライブドアなんかではなくて、Macromedia が Adobe に買収されてしまうということ。
私は節操がないので、ベクトル系の絵は Illustrator、ビットマップ系は Photoshop、プレゼンテーションは Flash、HTML は Dreamweaver、原稿の校正は InDesign を使っています。
ここででてこなかった、Freehand や GoLive などはどうなってしまうのでしょうね? やっぱり Illustrator や Dreamweaver に統合されてしまうのでしょうか?
私の希望は Flash から直接 PDF が出力できるようになることです。Flash でアルファを持った色を使うと、PDF にしたときにアルファ成分が無視されてべた塗りのようになってしまうのです。
Graham Nash, "Wild Tales" (1973) | |
CS & N のバンドとしての要であろうと私が思っているのは Graham Nash です。サウンド面では Steven Stills だと思いますが。 でも、CS & N はあまりバンドという感じがしなくて、ソロの集まりという感じをうけます。逆にいえば、みな個性がありすぎなんですよね。 そんな Graham Nash のソロアルバムです。とはいうものの、あまりソロっぽい感じをうけないのは、CS & N で演っているのと基本的に変わっていないからかもしれません。 それに David Crosby も参加しているからかもしれません。 このアルバムの特徴といえば、ハーモニカ。Graham Nash が吹くのはハープではなくてハーモニカなんですよ。 Hey You (Looking at the Moon) や Prison Song、Oh! Camil などで聞くことができます。すこしカントリーっぽい感じですね。 もちろん、これらの歌もいいのですが、ピアノでの弾き語りの I Miss You がお気に入り。とても素朴なピアノですが、それが逆に効果的になっていると思います。 そして、Another Sleep Song。スライドがかっこいい。でも、Graham Nash ではないんですけどね ^^;; それにバックボーカルは Joni Mitchell。はまってしまいます。 |
とうとう Rel-0.62 がリリースされました。ダウンロードは ここ から
3D の API がずいぶん変更されています。かなりシンプルになっており、2D のアプリケーションの作り方にずいぶん近づいています。
特にイベントまわりはずいぶんすっきりしました。
今までアプリを作っていた人には変更は大変かもしれませんが、あまりいないはずなので大丈夫でしょう。
それよりも、これをきっかけに今まで 2D のアプリ (つまり非 LG3D アプリのことです) を作られた方には、ぜひ LG3D を体験していただきたいなぁと思っています。
櫻庭の To Do
本当にこんなにできるのだろうか????
というわけで、パノラマを作ってみました。
どうしてもくっつけた部分の色の違いがでてしまいますが、まぁこんなものでしょう。
空が真っ白になっているのは太陽の方向だからです。早朝なのでまだ太陽の位置が低くてこんなになってしまいました。
ついでに QuickTime VR も作ってみました。ぐりぐりやってみてください。
QuickTime VR 版 (要 QuickTime) |
これでよろしいでしょうか > 神谷さん
神谷さんの blog で私の似顔絵の話が出てますが、使っていただいてまったくかまわないですよ。
ついでに気に入ってもらっているという絵ものせておきます。この絵はもともと似顔絵でもなんでもなくて、単に描くのが簡単だったので使っていたのですが、いつのまにか似顔絵ということになってしまったようです。
実際には、こんなに丸顔じゃないし ^^;;
ついでのついでで、こんな絵も描いてみました。特にモデルはないということにしておいてくださいませ。
Los Lonely Boys, "Live at the Fillmore" (2005) | |
やっぱりギターバンドが好きなんですよ。 だからというわけでもないのですが、Los Lonely Boys も好きなのです。 2 枚目のアルバムなのに、いきなりライブアルバムです。そいうえば D'Angelo も 2 枚目がライブでしたね。まぁ、どうでもいいけど。 1 曲目の Crazy Dream からずっとギター鳴りっぱなし。この曲のカシュン、カシュンという音のイントロから彼らの世界にどっぷりです。 でも、それだけでなく、ハーモニーもなかなか聞かせてくれます。それが一番よく分かるのがアカペラの More Than Love。 それにしてもラテンのバンドというのは La Bamba をやらずにはすまないのでしょうか ^^;; そして、やっぱり最後の 2 曲、Real Emotions と Heaven。どちらも気に入っているのです。 |
そういえば、書き忘れていたのですが、4/9 に写真を撮りにいって、そのまま花見もしてきたのでした。
4/8 の日記で書いたクッキーを持って。このクッキーはツッカベッカライ カヤヌマのクッキーだったのです。
カヤヌマのクッキーは生もので、あっというまに味も風味も落ちてしまいます。でも、新しいうちに食べると本当においしいのです。
そして、お茶は Mariage Fréres の SAKURA 2005。緑茶がベースなのですが、ほんわかとした甘みがあってこの時期に優雅にお茶をするには最適。というかこの時期にしか売っていないのですが ^^;;
でも Marige の緑茶は、日本茶になれ親しんだ人には受けつけないようです。私の親はまずいといいます。私は大好きなんですけどね。
Various Artists, "Tapestry Revisited" (1995) | |
前回、Tapestry を取りあげたときにカバーが多いということを書きましたが、このアルバムはなんと Tapestry の全曲をそのままの曲順で様々なアーティストがカバーしているアルバムです。 有名どころから、今はどこへいってしまったんだろうという人まで多種多様なアーティストが集まっています。全体的にサウンドというかアレンジは古臭いのですが、95 年当時によくあった音なのです ^^;; Will You Love Me Tomorrow で美しいコーラスを聞かせてくれるのが Bee Gees。私にとっての Bee Gees は Stayin' Alive ではなくて、60 年代の Holiday や Massachusetts、Melody Fair なのです。 Eternal の I Feel the Earth Move もいいですね。イントロは映画の挿入歌っぽいし、最後はゴスペルになってしまいますが ^^;; でも、これぐらい料理してくれたほうがおもしろいです。 そして、同じように映画の挿入歌っぽいのが The Manhattan Transfer の Smackwater Jack。 一番のお気に入りは So Far Away。Rod Stewart です。ギターが安っぽい音をしていますが... ^^;; やっぱり Rod はこういうバラードを唄わせると違いますね。貫録勝ちといったところ。 |
先週の火曜にさくらを撮りにいっていたのですが、咲いていないので玉砕。
ということで、8 日、9 日の早朝に雪辱戦にむかいました。でも、9 日は朝から花見客でいっぱいで撮りたくとも、撮れずじまい。
なぜこれほど執着するかというと、LG3D の背景用の写真を撮ろうと思っていたからなのです。特に 360 度のパノラマ写真を撮ろうと思っていたわけです。
いろいろ写真を撮っていて気がついたのですが、背景用の写真というのはかなり独特だなぁと。背景用の写真にはボケを使ったような写真が少ないということです。絞りを絞って撮ったものばかりなのではないでしょうか。
だから上段右側のような写真はなかなか使いにくいのではないかと。まぁ、これはこれで普通の写真として撮っておけばいいのですが ^^;;
それともう 1 つ気がついたことがありました。これは撮りおわって、家で写真をレタッチしているときに気がつきました。私が普段使っているレンズはズームなのですが、ワイド側ではかなりたる型歪曲収差があるということ、それも左側の方が収差が大きいということです。
なぜ気がついたかというと、パノラマを作ろうとして画像をつなげようとしてもなかなかうまくつながらなかったからです。ためしに升目をワイド側で撮ってみたら、ありゃたるだと。
やはり、短焦点の広角を買わなくてはだめなのでしょうか。
まぁ、その前に三脚買わなくては... ^^;; それも水平機がついたものでないと、ぐるっとまわすにはつらすぎ。
午前中プールにいってたので、おなかペコペコ。それで前から気になっていた 1830 にピッツァを食べにいきました。
店に入ると、木の焼けるにおいが香ってきます。
ナポリピッツァを売りにしており、高温の薪がまで焼くピッツァは薄くて表面はパリパリだけど、中はモチモチ。木のにおいはそれほどピッツァにはうつっていません。
ピッツァを作るのは Filippo Martiradonna さん。イタリア人らしくサービス精神旺盛で目の前でピッツァをぐるぐるしてくれました ^^;;
食べたのはビスマルク、ボスカイオーラ、モンテローザ。後はモッツァレラのクロケット。最後にパンナコッタ。
1 分間しか焼かないためか、トッピングされたものはぜんぜん焦げてません。アスパラなんか生に近いです。でも、それがいい感じ。
個人的にはモンテローザが一番おいしかったです。熱々の生地に冷たい生クリームがトローリとしてるのです。
Carole King, "Tapestry" (1971) | |
Carole King といえば、Tapestry。彼女を代表する名盤ですね。私も大好きです。 もちろん、You've Got a Friend はすばらしいのですが、その他の曲も好きな曲が多いのです。 So Far Away、Way Over Yonder、Will You Love Me Tomorrow? そして、(You Make Me Feel Like) A Natural Woman。 歌手もしくはピアノ弾きとしての Carole King も好きなのですが、私にとっての Carole King はやはり Songwriter なのですよ。 このアルバムはそんな彼女の本領発揮といったところでしょうか。このアルバムの曲がいろいろな人にカバーされていることからもそれが分かると思います。 |
午後からは秋葉原ダイビル。まだできたてで新築のにおいがします。
とりあえず、時間には間にあいました。
今日は浅海さん (4 月から稚内北星学園大学の教授だそうです) と、岸上さん、丸山先生の順番。
浅海さんの話は Relaxer プロセスに関するものだと思っていたのですが、もうすこし一般的にコードジェネレーションを中心にされました。
今まで私もコードジェネレーションをするアプリケーションを書いたこともあるのですが、浅海さんのように大局的な観点からそれを考えることなんて全然しませんでした。とても勉強になります。
ちなみに私が JavaWorld を読み続けるのは浅海さんの連載があるからで、毎号勉強させてもらっています。
岸上さんは EJB 3.0 の話。現段階でここまで立ち入った内容を話せるのはごくごくわずかな人ですね。
丸山先生も最先端の話で、JBI に関して。 JBI は J2EE 5.0 というより、その先の J2EE 6.0 ですよ。すごい先どり。
それにしても、会場の反応がないのです。すごい静か。これじゃ講演されるのもやりにくいだろうなぁ。
セミナの後にこのビルの 12 階に移転する稚北の東京サテライトを見学させていただきました。秋葉原近辺は高いビルがないので、すごい見晴らしがいいです。写真のような角度で秋葉原を見ることなんてめったにないですよ ^^;;
その後、反省会 & 打ち上げで隣のビルの月の雫へ。楽しかったでーす。
Pentangle, "Cruel Sister" (1970) | |
Bert Jansch と John Renbourn、そして Jacqui McShee。私にとっての Pentangle はこの 3 人の誰かが欠けてもダメなのです。だんだんと John が抜けて、だんだんと Bert のバンドになってしまった Pentangle はやはりオリジナルの Pentangle とは違うのです。 そんなオリジナルの Pentangle の中で私がもっとも好きなのがこのアルバム。 Jacqui のアカペラの When I Was in My Prime に打ちのめされ、Lord Franklin で叩きのめされ、Cruel Sister で立ちあがれず。そして、最後の Jack Orion で完全に再起不能になってしまうのです。 それにしても Jack Orion は本当に単純な曲なのに (わずか 2 コードですよ) ここまでドラマチックになるといのは本当にすごいです。 |
配布資料の功罪
今日はちょっと趣を変えて、配布資料について考えてみたいと思います。
配布資料はあったほうがいいですか?
私としてはハイともいえるし、イイエともいいたい気分です。
もし、聞く立場であれば配布資料はあったほうがうれしいです。
内容をチェックできるし、もし投影された字が小さくても資料で見ることができますから。
でも、話す側からすると、一概に配布資料があったほうがいいとはいえないのです。
配布資料があると、聞く人は資料ばかり見て、話す人を見てくれないのです。せっかくいろいろと工夫して作った資料も、考え抜いた Posture もぜんぜん見てくれません。
そうすると、集中を欠いた状態になってしまいます。自分でも経験がありますが、真剣度が違うのです。
それだけならまだしも、資料を見ているとどうしても下を向きがちなので、眠気が襲ってくるんですよね ^^;;
こんなことで寝られては、話している方は目もあてられません。
それに、資料を配ってしまうと、当たり前ですが資料を先に見られてしまいます。そうすると、話の流れや伏線や、ネタまでバレバレです。
練りに練ったプレゼンの流れもこうなってしまうと、効果は半減どころか大幅ディスカウントです。
それではどうすればいいか。
あくまでも私の意見ですが、社内などで発表する場合は、プレゼン時には資料なしで、その後にメールなり Web なりで資料を公開するのがいいと思います。
カンファレンスなどでは当日 CD で配布する、もしくはすべてのセッションが終わった後に Web からダウンロードできるようにするのがいいのではないでしょうか。
いまどき、紙で配布するというのは資源の節約からしてもいただけないのではないでしょうか。
よく、後日ダウンロードというのがありますが、あれもダメだと思います。聞いたときの印象が抜けないうちに資料を見ていただかないと、内容を忘れてしまうと思うからです。
本当は今日ではなくて、5 日の早朝なのですが、会社にいく前に桜の写真を撮りに近くの公園へいきました。
こんな時間に来たことなかったので知らなかったのですが、みんなでラジオ体操してました。ラジオ体操なんて久しぶりに聞いたなぁ。
桜はやっと 3 分咲きぐらい。でも、カメラをもったおじさん (なぜかみんなおじさんばかりなのです) がいっぱい。
で、桜の写真も撮ったのですが、メインの目的は右の写真。
桜をバックに Dukelele の写真をとることなのです。 というのも LG3D のプロジェクトページにのるからなのです。
三脚を下げてあおるようにして桜と一緒にとったのですが、なにせ 1 人でやっているので大変 ^^;;
タイマで撮って、撮りおわったら絵の確認。だめだったらもう一度タイマで撮るということを延々と繰りかえし。
まわりの人はさぞかし変なやつだと思ったことでしょう。
ということでプロジェクトページにのったようです。
Son House, "Father of the Folk Blues" (1965) | |
去年後半から一番よく聞いているアルバムをあげろといわれると、このアルバムはその中の 1 枚になります。 去年、紙ジャケで再発売されたものです。 それまで、Son House というと これ ぐらいしかもっていなくて、これがまたひどい音だったりするのです。まぁ、古いものだからしかたがないなぁ、ぐらいに思っていたのですが... これを聞いてビックリ。 すごい音がいいのです。でも、よく考えたら 1965 ですから、それも当然ですね。 Son House はすごい荒々しいブルースでリゾネイターを叩きつけるように弾きますが、このアルバムでもそう。もう、しびれてしまいます。 1 曲目の Death Letter からして、もうかっこよくて泣けてしまいます。 一番のお気に入りはゴスペルの John the Revelator。The Blues Brothers 2000 の中で Sam Moore が唄っていますが、Son House のアカペラもなかなかいいですよ。 |
Posture, Posture, Posture その 2
前回の続きです。
- アイコンタクト
- 所在のない手
- 話す内容を忘れてしまう
- どうやって、動くか
アイコンタクト
小さいころ、親や学校の先生に、話をするときには相手の目を見て話しなさいといわれたことないですか? プレゼンでも同じなのです。
でも、少人数のプレゼンだったらまだしも、大勢を前にしてアイコンタクトも何もあったもんじゃないと思われるかもしれません。
でも、違うのです。
何百人いようがアイコンタクトは必須なのです。
聴いている側からすればアイコンタクトをされると、何となくでも意識しますよね。それだけでも集中度が大きく変化すると思います。
話している側からすればアイコンタクトの利点は
- 聴衆からのフィードバックが得られる
につきます。
聴衆がどのようなリアクションをとっているかで、プレゼンがうまくいっているか、理解してもらっているかなどが分かるのです。
寝ている人が多ければ、それは寝ている人が悪いのではなく、自分の話し方が悪いのです。
うまくいっていないなと感じたら、その流れを切ることも重要です。
たとえば、挙手ネタをするとか、デモをするなど、少しでも流れを変えるようなことができると思います。
でも、アイコンタクトをしていなかったら、それすら分からないのです。
よく前を向いて喋っていても、目がうつろな人がいますね。どこを見て喋っているのかぜんぜん分からない人です。私もよくそういうことがありました。とても緊張していたりするとこうなりがちです。
こうなっていたら、たとえ前を向いて喋っていても聞いている人たちには伝わりません。やはり、目を見て語りかけないと。
アイコンタクトをするときのコツは、すべての人に公平に目を合わせるということです。リアクションが大きい人 (たとえばよくうなずいてくれる人) がいたりすると、どうしてもその人を中心に話してしまいがちになります。
でも、そうしてしまうと、逆にそのほかの人に伝わらなくなってしまうのです。
50 人いたとしても、1 人 1 秒目を合わせれば、約 1 分ですべての人に目を合わせられるのです。そう考えれば 500 人いても 10 分でひと回り、30 分ぐらいの発表だったら 3 回りできます。
まぁ、実際にはそんなにはできないとは思いますが、少なくともすべての人にアイコンタクトをする気概だけは持っていたいものです。
所在のない手
ポインタの時にも話しましたが、ポインタを持っているとついそれをもて遊んでしまってろくなことがありません。
それでなくても、手のやり場というのは意外に困るものです。
そのまま自然に胴体にそっておろすというのはいいようで、見た目はあまりよくありません。
それでは、手を後ろで組むのは... なんかえらそうにしているように見えてしまいます。
どうしましょう。
まずは女性の場合です。女性の場合は手を前で組みます。簡単ですね。
ところが、男性がこれをやると、ちょっと見た目がよくありません。
男性の場合は手を組んで、ひじを 90 度曲げます。そうすると、ちょうどおへその前あたりで手を組んだ姿勢になります。
これが基本になります。
さて、今まで何度も動くな、動くなと書いてきましたが、手だけは別なのです。
そう、身振り手振りを大げさなくらいやるべきなのです。
外国のエグゼクティブのプレゼンを見ていると、よく手が動いているのが分かると思います。本当はあれぐらいやらなくてはいけないのですが、なかなか難しいですね。
無意識にからだを揺らしたり、ポインタをもてあそぶことはできるのですが、意識的に動かそうとするとこれが難しいのです。
でも、そんなことはいってられません。
ここでまたポインタの弊害が出てしまうのですが、指し棒を持っていると手振りはとてもやりにくいのです。やっぱりポインタは使わないほうがいいですね ^^;;
話す内容を忘れてしまいそう
なぜか女性の方に多いのですが、原稿を持ったまま喋られる方がいますね。
持っているだけならばいいのですが、読んでしまうのはダメです。ぜんぜん伝わりません。
読んでしまうとどうしても下を向いてしまいますし、活字を追うのが精一杯で聞いている人たちからのフィードバックを得ることができません。
また、自分が原稿のどこを話しているのか分からなくなると、頭が真っ白になってしまいます。
基本的に原稿を読むということ自体がもうダメなのです。
でも、話すことを忘れてしまいそうという方は多いと思います。
そんなときにお勧めなのが、英単語などを覚えるときに使う単語カードです (正式名称はなんていうのでしょう?)。小さいのでもいいのですが、できればもう少し大きなカードがいいと思います。
このカードに喋るべきキーワードを書き込みます。あくまでもキーワードです。文章を書いてしまったら、原稿を読むのとぜんぜん変わらないですから。
プレゼンの時には一瞬だけ見てから喋るようにします。一瞬で見て取れるようにしなければいけないので、キーワードを書くようにするわけです。
もちろん、カードを見て喋ってはダメです。一瞬カードを見て、それから顔を上げて聴衆に向かって喋らないと。
そういえば、このカードをよく使っている人をご存知ですか?
そうです、Sun Microsystems の CEO である Scott McNealy です。
彼ぐらいの人でもこのカードを使っているのですから、ぜんぜん気兼ねはいりません。原稿読むよりぜんぜんいいですよ。
どうやって動くか
分かりません。私も模索中です。
アメリカのエグゼクティブのプレゼンテーションを見ていると、本当に効果的に動きますね。歩くべきところで歩き、止まるべきところで止まる。でも、上半身はぶれない。
ああいう風に自分もやってみたいと思うのですが、意識すればするほど動けません ^^;;
全身を使ってプレゼンをする人もいます。私が見た中で印象的だったのは Martin Fowler です。動と静をとてもうまく使い分けて、動くべきところでは全身を使って表そうとします。
私が聞いたのはリファクタリングに関する講演だったのですが、通常の実装とリファクタリングではギアを切り替えるのだといって、ギアを切り替えるまねをします。
でも、その動きは昔の鉄道のレール切り替え機みたいな感じなのです。でも、その大きな動作が非常に効果的でした。その動きが少しコミカルであったことも効果を高めるのに貢献していたと思います。
どうすればああなれるのか。模索の日々が続いているのです。
予告どおり Lightning in a Bottle を見にいってきました。
シネマライズ は日曜の最終回が \1,000 なので、せっかくなのでそれを利用してみてきました。
ブルース生誕 100 周年の記念コンサートを収めた映画です。舞台裏やコンサート以外の場面はほとんどなくて、単なるコンサート映画です。でも、それでもいいのです。
このコンサートを見れただけで幸せなのです。
映画は基本的にはブルースの歴史をたどるように構成されています。
そして、いきなりやられたわけです。ガツーンと。
Angélique Kidjo の Senie Zelie を聞いていて思わず涙ぐんでしまいそうでした。これ以外にももう本当に涙ものパフォーマンスばかりです。
Mavis Staples も Keb' Mo' も Buddy Guy も Macy Gray も Bonnie Raitt も。そして、圧巻だったのが Solomon Burke。椅子に座ってのパフォーマンスでしたが、それでもあの声は健在。
それにしても、本当にこのコンサートにいけた人はなんて幸せなんでしょう。
Various Artists, "Lightning in a Bottle" (2004) | |
このアルバムも見る前に購入したものです。予習もかねて朝から聞いてました。 これを聞いていると本当にブルースはいいなぁと思ってしまいます。 惜しむらくは曲が短いということ。もっと長く聞きたいのです。 |
月も変わったので、今日からは実際にプレゼンをするときについて書いていきたいと思います。
Posture, Posture, Posture
Posture は辞書で引くと姿勢とか態度という意味がのっています。プレゼンテーションをするときの発表の仕方、しぐさ、立ち方などをまとめて Posture というようです。
どうも、日本では Posture は軽視されているように思うのですが、どうですか?
- 立ち位置を気にしたことがありますか?
- 立ち方をどうするか
- ポインタ
立ち位置を気にしたことがありますか?
2002 年に日本で JavaOne が開かれたのですが、そのときの基調講演のステージは 1 日目と 2 日目でずいぶん違っていました。何が違っていたと思いますが?
ヒント: 1 日目のスピーカーは Rich Green、2 日目は日本の方です。
答えはステージ中央に演台があったかどうかです。もちろん、1 日目はなかったのです。
なんで演題が必要なんでしょうね。
このときの会場はスクリーンがかなり高い位置にあって、普通に立っていても頭の影がスクリーンに映らないぐらいでした。
さて、Rich Green はどこに立ったでしょう? 彼の立ち位置はほとんどステージ中央で、かなり前の方に立っていました。
日本の方々はもちろん演台の後ろです。悪いことに、その演台はステージのかなり後ろよりにセットされていました。
比較をすると見える大きさがぜんぜん違うのです。それだけで、アピール度がぜんぜん違うのです。
また、どうしても演台があると、そこに手をついたりして姿勢が悪くなりがちです。それに PC や資料が置けるので、それを見て喋ってしまいます。
このように立ち位置だけでも、ずいぶんプレゼンの印象が違ってきてしまうのです。
皆さんは立ち位置を気にしたことありますか?
まずはベーシックなところから考えて見ましょう。
右図のようにスクリーンがあったときに、あなたはどこに立ちますか。演台はなく、PC を置く場所は別途用意するとしましょう。
これが絶対の正解というのはありません。ただ、原則みたいなものはあります。
まず、2 には普通は立ちませんよね。この位置だと見る人の視線をさえぎることになってしまうので NG。
残るのは 1, 3。
ここで考えるのは右利きか左利きかということと、ポインタの関係です。
もし、右利きでポインタを使う必要があるのならば、3 がいいと思います。逆に左利きならば 1 です。
理由は簡単です。
1 に立った場合 3 に立った場合 右利きの人だったらポインタは右手に持ちますよね。1 の場所に立った場合、右手でポインタを持つのでスクリーンを指しやすいのです。また、スクリーンを指しても、身体は前に向いたままです。もちろん、後ろ見て喋っちゃダメですよ (これについては後述します)。
逆に 3 に立つと、利き手とは反対側にスクリーンがあるので、どうしてもスクリーンを指すときに身体がねじれてしまいます。そうすると、指しにくいし、身体が正面を向きにくくなってしまいます。
ということで、ポインタを使うのであれば、利き腕がスクリーンに近いほうに立つほうがやりやすくなります。
もちろん、利き腕でない方でポインタを扱えるのであれば、逆でもぜんぜんかまいません。
問題は身体がねじれてしまうことなのです。
そして、前を見て喋らないということにあります。
よくいますよね、スクリーンだけ見て喋る人や、PC の画面だけを見て喋る人。でも、これじゃいくら内容がおもしろくても伝わりません。
それにスクリーンを向くということは、聞いている人にお尻を向けるということですよ。わざわざ聞きに来ていただいているのに、その態度はあまりにも失礼というものです。
PC の画面を見ながら喋るのも同じです。どうしても視線は下に向くので、姿勢が悪くなります。
そうすると、声がでないのです。下を向いてしまうので声がこもってしまいます。
後ろを向いていても、声は通りません。
マイクがあるからいいではないかと思うかもしれませんが、それは間違いです。マイクがあろうがなかろうが聞いている人に直接語り掛けなければ伝わらないのです。
立ち方をどうするか
そんなことまで気にしていられないという方が多いと思いますが、これは非常に重要なことなのです。
プレゼンテーションをするのは、俳優が舞台の上に立つのと同じことなのです。あなたはプレゼンテーションという 1 人芝居を演じるのです。
舞台の上ではすべての動きは計算したものでならなくてはなりません。
とはいうものの、そこまで計算して動くことは私たちのような演劇の素人には無理というものです。
そうしたら、どうすればよいか。
簡単です。
動かなければいいのです。
直立不動がプレゼンテーションの基本になります。特に上半身はみだりやたらに動かしてはいけません (手は別なのですが、これについては後ほど)。
見本にしたいのは NHK のアナウンサーです。
普通にニュースを読むときは座られていることが多いですが、立って喋っていることもありますよね。
そういうときこそチャンスです。アナウンサーの方たちがどのような立ち居振る舞いをするかじっくり観察してみましょう。
特に記者の方と、あいだにディスプレイや資料などをはさんで立って話をすることがありますね。そんなときにアナウンサーの立ち居振る舞いと記者のそれを比べてみてください。
アナウンサーはそういう訓練を受けてきているはずですが、記者の方たちはいうなれば素人です (最近はそうでもない人も多いようですが)。
たとえば、テレビの画面で常に貧乏ゆすりのように身体を揺らしていたら、あなたはどう思いますか。なんか、非常に落ち着かない感じを受けますよね。
プレゼンでもそれは同じなのです。
よくいわれる立ち方 モデル立ち 足踏みをしたり、身体を左右に揺らしたりすることだけで、聴衆の聞く気をそいでいくのです。
私はそんなことしていないと思われるかもしれませんよね。一度、発表練習をビデオに撮って見てみませんか。自分が思っているよりも、はるかに多くの無駄な動きをしているはずです。
まずは無駄な動きをやめることからはじめましょう。
それには立ち方が重要な要素になります。
よく肩幅ぐらいに足を開いて立ちましょうといわれますよね。でも、この立ち方だと意外に動けるのです。
この立ち方は安定しているのです。しかし、安定している分、上半身が揺らいでもバランスをくずさずにいられるのです。これが逆影響をおよぼしてしまいます。
また、両足に均等に体重を乗せないでも立つことができてしまいます。
ということはからだは斜め ^^;;
私のお勧めはモデル立ちです。特に女性の方にはこれが一番いいと思います。ちなみにモデル立ちという用語があるかどうかはわかりませんが、モデルやコンパニオンの方たちがしている立ち方です。
どういう立ち方かというと、足のつま先を 60 から 90 度ぐらいに開いて立ちます。そして、左足を半歩下げて、その土踏まずのところに右足の踵をつけるようにします。
こうすると、まっすぐに立ったときにはピッとするのですが、少しでも上体が揺れるとすぐにバランスを崩してしまいます。
ということは逆に上半身を揺らすことができない立ち方でもあるわけです。
このたち方は、全身をすっきり見せてくれるという副作用 (?) もあります。上半身に比べて、下半身が細く見えるので全体として逆三角形になり、スリムに見せてくれるのです。
だからこそモデルの人たちがこの立ち方をするんですけどね ^^;;
さて、揺れないで立てたとしましょう。でも、1 人でプレゼンをするときに、どうしても必要な動きがあります。
それはスライドチェンジです。
演台があって、目の前に PC があるときならばいざ知らず、すこし PC を離しておかざるを得ないことも多々あると思います。
そういうときに、いちいち PC のところまで動くのは、結構見ているほうからするとうざいです。
では、どうしましょう。
こういうときは文明の利器を使いましょう。
私はコクヨのプレゼンテーション用のマウス EAM-ULW1を使用しています。これを使うことで手元でスライドの変更をすることができます。
これで気分はエグゼクティブです ^^;;
マウスとしてはかなり高価ですが、これがあるのとないのではプレゼンの仕方がとても変わってきます。部署で 1 つ持っておけばとても重宝しますよ。
これ以外にもプレゼンテーション用のグッズはあるので、探してみるのもいいかもしれません。
ポインタ
次にポインタについて考えて見ます。
今まで私が見てきた範囲ですが、日本人はポインタを使いすぎだと思います。ポインタはそんなに必要ですか?
ポインタは自分が何について喋っているかを指し示すために使うのだと思いますが、示さなくても分かることでも常にスクリーンを指している。そんな人が多いような気がします。
ポインタというと一般的には
- 指し棒
- レーザポインタ
に大別されると思います。
レーザポインタは個人的にはあまりお勧めできません。
どこを指しているか見づらいというのが一番の理由です。これに関しては、レーザの出力も上がってきており、また線や丸などが投影されるものなどが出てきているなど、テクノロジーで解決できると思います。
それよりも、私が気になるのはポイントしている点を固定しにくいという点です。レーザポインタは手のちょっとした動きでも、スクリーン上では大きな揺れになってしまいます。
緊張して手が震えたりすると、それがそのままあらわれてしまいます。
ということは、ポイントしている点がずれてないかを見ておいて、逐次修正しなくてはならないということにつながると思います。
ようするにスクリーンを見ていなければならないということですね。すると、どうしても視線は後ろに向き、からだも後ろに向いてしまいます。
ということで、レーザポインタはちょっといただけないのです。まぁ、これは個人差もあるとは思いますが。
次に指し棒です。自分が使うとしたらやはり指し棒を使うと思います。
でも、あまり使いたくありません。
なぜか。
指していないときに遊んでしまうからです ^^;;
私は無意識のうちに指し棒を伸ばしたり、縮めたり、ねじってみたりということをやってしまいます。
でも、これは見ているほうからすれば、気が散ることこの上ないと思います。
だからこそ、なるべく指し棒も使わないようにしています。
それにやはり指し棒でも指しているときに、スクリーンを向いてしまいがちです。何度も言及しているように、後ろを向いて発表することは言語道断なわけなのです。
資料を作るときになるべくポインタを使わなくても、どこについて喋っているかすぐに分かるような資料にしようと書きました。
そういう資料を作ったとしても、どうしてもポイントしないと分かりにくい場合もあるはずです。そういうときにだけポインタを使うように心がけてみませんか。
長くなってしまったので、後は後日。
毎月のお約束ということで映画を見に行ってきました。
今日見たのは Bridget Jones: The Edge と Sideways です。2 本も見るとさすがに終わるのは深夜。終電ぎりぎりで帰ってきました。
さて、Bridget Jones ですが、いきなり The Sound of Music で 007 にはちょっとなぁ。まぁ、おもしろいとは思いますが、私は 1 作目の方が好きです。もうすこし、世界をこじんまりさせた方がいいのではと思いました。
Renée Zellweger の演技はいいと思うんだけどなぁ。
そして、Sideways です。オヤジたちのロードムービーっていう感じですね。
Bridget Jones よりこっちのほうが断然おもしろい。音楽もいいですね。なによりもカリフォルニアワインに詳しくなれます ^^;;
ところで、両方とも邦題はどうにかならないのでしょうか?
Crowded House, "Crowded House" (1986) | |
Crowded House のドラマーだった Paul Hester が亡くなってしまいました。死因は自殺。生きていればいいことがあったかもしれないのに... もうこのアルバムを出してから 20 年近く。当時はお気に入りのアーティストでした。 やっぱり Don't Dream It's Over ですね。 |