2009/10/07

今日の一枚

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Raphael Saadiq "The Way I See It" (2008)

もろかつてのモータウンサウンド。

Eli "Paperboy" Reed や Ryan Show のようにかつてのソウルがまた見直されるのは大歓迎。でも、それぞれが違うサウンドというのもおもしろいです。

Motown とか Chess とか Atlantic など、その当時のソウルを代表するレーベルはいろいろあったわけですが、それぞれ音が違います。Motown が一番洗練されている感じ。実験的なサウンドもいろいろ取り入れてます。

逆に Chess は泥臭い。カッコよくいえばファンキーです。もともとブルースのアーティストが多いからかもしれない。中庸が Atlantic。でも、Ray Charles などが在籍していたように、ソウルの元祖は Atlantic だという自負が高いように感じます。

で、Raphael Saadiq がどういうサウンドなのかというと、はじめに書いたように Motown だと感じるわけです。とても洗練されたサウンド。Stevie Wonder のような感じ。なんと Funck Brothers も参加しているのですから、当たり前といえば当たり前。

そして Stevie Wonder とも競演してます。Never Give You Up がそう。残念なことにハーモニカだけですけど。でも、このハーモニカがはまるんですよ。むちゃくちゃカッコいい。

このアルバムでもう 1 曲あげるとしたら、Oh Girl。まるで The Styilistics のような曲です。Raphael Saadiq だけのバージョンもいいのですが、ボーナストラックの Jay-Z がラップしているバージョンがイイ!

ラップが入るとまったく違った曲のように聞こえるのが不思議。急に現代のサウンドになります。でも、イントロの Jay-Z のラップによってこの曲はなおさら引き立てられていると思います。

Motown のサウンドが好きな人だったら、絶対に買いです。

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