2008/10/02

今日の一枚

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John Coltrane "My Favorite Things" (1960)

今、このアルバムの発売年を書いていて気がついたのですが、1960 年といえば映画の The Sound of Music はまだ封切りされていないんですね。

そうかミュージカルだけでそんなに有名になった曲だったのか... もちろん、タイトルナンバーの My Favorite Thins のことです。映画では Julie Andrews が子供たちを寝かしつける時に歌っていました。

Miles Davis のクインテットから独立したばかりで、まだまだフリージャズに到達する前の John Coltraine です。だから、リリカルでやさしい音です。個人的にはどちらかというとフリージャズ期の Coltrane よりもモード期の Coltrane の方が好き。だから、このアルバムも高校生の頃から何度聞いたか分からないぐらいです。

やっぱり、My Favorite Things がいいですね。この曲、結構単純な音の繰り返しなんですけど、たたみかけるような Coltrane のソプラノサックスと McCoy Tyner のピアノがからみつく。13 分にもおよぶ長い曲ですが、最後まで緊張感を維持したプレイはさすがです。

2 件のコメント:

naotoj さんのコメント...

私はAtlantic以前とImpulse以降は別人と考えています。Atlanticものだと"Giant Steps"が好きかな。特に"Naima"の美しいメロディが。"My Favorite Things"は"Selflessness"のが好きです。

Yuichi Sakuraba さんのコメント...

私も Giant Steps もよく聴きましたよ。

確かに Free Jazz にいってしまった後のコルトレーンは別人のようです。でも、個人的には意外に気に入ってます。

とはいうものの、どちらか選べといわれたら、やっぱりモード期の方を選んでしまいますけど ^ ^;;